鯉冥士の物語 #001「海焼けの雲」(JT 20:10/22/10/2022 三蔵)

 村の神祭(かんさい)を担う女、劫初(ごうしょ)が懐妊したのは秋の立分(たてわけ)と伝えられる故に、暑さも和らいだ頃。父親になるのは筒目を習いとする転児(てんこ)である。転児が知らせを受けたのは海焼けの観察中、雲が異常を現わしていた。

JT 20:10/22/10/2022 三蔵


#001 に在った「筒目(つつめ)」とは、望遠鏡をイメージすると良いですね。レンズは無くとも、筒で星を眺めると位置を把握し易いのです。「目」とは観察心が基本の意味です。例えば、女神の「渦目(うずめ)」は宇宙の動きを「観察する心」を表現しています。「宇宙は渦」だからです。

JT 03:59/23/10/2022 三蔵

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