鯉冥士の物語 #014「二つの身体」(JT 05:24/16/11/2022 三蔵)

 夜毬と呼ばれていたのは三歳になるまでだった。六歳からは鯉冥(りめい)、この名が所謂(いわゆる)本名である。不思議なことに、童女としての三歳から五歳は「どのように呼ばれていたのか」不明なのだ。本人によれば「それは、もう一體の身体」だったと云うのだ。

JT 05:24/16/11/2022 三蔵

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