鯉冥士の物語 #025「夜毬の夢記 其之五」(JT 21:53/20/01/2023 三蔵)

三七歳の時、その秋、満月の日に加令視さんの葬儀があった。父は体調が悪く来れなかったので、母と二人だった。夜毬としては無かった経験の一つだ。出席者は百人以上(この村としては)珍しく大勢の参列だ。多くの人と語り、そして帰宅したら、玄関に猫が居た。

JT 21:53/20/01/2023 三蔵


解説(夜毬の夢記)夜毬は赤ちゃんの時、自分の一生を夢で見ました。そして大人になって現実を経験すると、夢の内容を繰り返しています。だから「普通に付ける日記」が「夢の日記」になります。ところが「夢の内容」と「現実の体験」の一部に食い違いが出てきます。その描写が「夜毬の夢記」なのです。

JT 22:31/21/01/2023 三蔵

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