鯉冥士の物語 #037「夜毬の夢記 其之十七」(JT 09:56/07/02/2023 三蔵)

現(うつつ)を抜(ぬ)かす。夜毬の夢では其れを抜かす。操車が言うには「魂の世界は幻が希薄です。精神の営みは、殆どが理に叶います。相性は性様によって鳴るのだから。同類は速やかに集いて、異類は常に対衝を保つのです」魂は事実を尊び、幻には犯されない。

JT 09:56/07/02/2023 三蔵


解説(鯉冥士の物語 #035~#037)我々の生存する宇宙を「現(うつつ)」、夜毬の夢は魂の世界なので「夢→神界」として語られている。神界では一年三百六十日と設定されているが、現では三百六十日として現せない。その隙間を「幻」と表現して、天文学者は数技(数学)を使って「現の幻」を克服してきた。

JT 14:51/07/02/2023 三蔵

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