鯉冥士の物語 #038「夜毬の夢記 其之十八」(JT 09:49/11/02/2023 三蔵)

人生は「夢と現」どちらが本当なのだろう。それは鯉冥の課題だったが、夜毬は既に結論を出していた。長い時間を生きる方の自分が、本当の自分だ。つまり「夢の自分」が在って「現の自分」が現れる。そして天円の息を図ることで、現を実なると想えるのである。

JT 09:49/11/02/2023 三蔵


解説(鯉冥士の物語 #038)人間として生きているのは短い。ところが魂が生きている時間は長い。魂として生きている自分が時折、短命の人間として現れる。だから「本当の自分は魂」の方である。しかし天文現象を受け止めると、人間として生きる現実の意義を実感できる。 それが夜毬の出していた結論だ。

JT 10:52/11/02/2023 三蔵


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