鯉冥士の物語 #040「天文砂」(JT 18:27/16/02/2023 三蔵)

父は子供の頃から「星の数」を数えていて、今も数え続けている。「どうして、そんなに、数えられるの」と、十歳の鯉冥は聞いた。「たくさん在るからだよ。それに増えてくる」夜毬の記憶では「三百以上は在るよ」と、父は言っていた。そして十三歳、沢山の星が見えてきた。

JT 18:27/16/02/2023 三蔵

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