鯉冥士の物語 #044「置閏の閃」(JT 00:49/03/03/2023 三蔵)

何歳の頃かは意識していないが、鯉冥の日課は星を数えることだった。恐らく三年以上、毎夜の出来事。そして「日によって星の数が違っている期間」を発見した。それはまるで呼吸を整えているかのようだ。大きさの異なる二輪があって、年に二回夫々が揺さぶり合うのだ。

JT 00:49/03/03/2023 三蔵




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