鯉冥士の物語 #049「別体」(JT 11:27/05/05/2023 三蔵)

三歳と四歳と五歳の鯉冥は、どのように呼ばれていたのか、本人の云う「もう一つの身体」の名とは。五十五歳になった鯉冥が言うには「陰波(かげなみ)と云う飛蛇族が上から降りて来たのです。そして隣景に居て、私を隠しました」そこでは、波毬(なまり)と呼ばれていたらしい。

JT 11:27/05/05/2023 三蔵


解説(鯉冥士の物語 #049)これは #014「二つの身体」の解答である。浮気童子談の記述から引用した。それが事実なら「神隠し」に遭っていたことになる。確かに三歳の時、行方不明になった伝えはある。但しそれは「一日だけ」だ。とりあえず今は、別世界で三年間分の時間を過ごしたことにしておこう。

JT 11:49/05/05/2023 三蔵

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