鯉冥士の物語 #92

度量が在る者は、小さな事に囚われない。本当だろうか。私の知る限り、度量の在る人は、小さな事を見逃さない。それは小さな事に囚われないからなのだ。つまり小さな事に縛されないからだ。さてこの話は何を言いたいのか。これは、死神が言っていたこと。老婆の鯉冥が少女に観えた理由は、鯉冥が死神から聞かされていたことなのである。寝そべった死神が言っていた。「身体は滅びるのではなく、身体の度量が失われるのだ。度量が在れば、時が継続される」ここでの度量を言い換えると「時間」である。

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