鯉冥士の物語 #94
鯉冥が目的を果す為に来日したこと。何となく理解できただろうか。そして分かりきったことを言うが、鯉冥は優秀な天文学者である。作者が言いたいのは、艶麗(えんれい)な女性ではないと云うことだ。天皇家の男性は艶麗な女性を好む。少なくとも鯉冥の相手は、そんな趣向の御方であった。そして本来の鯉冥は既に老婆であった。しかし人によっては少女に観える。これが鍵になるのだが、要は「鯉冥を観る人の主観」によるのだ。但し其の主観背景には「鯉冥の十歳杭」を挟んで対峙する「粒虫と人刈魔神」の攻防が在った。
コメント
コメントを投稿