冷花伝 #056 末目彦の使命

 冷花を囲む重要尊霊の一人「末目彦」について復習をしよう。末目彦は、嗜乃津の尊霊界に危機が迫っていることに気付いた尊霊である。そして冷花が、尊霊界の危機を救う為に生まれてきたと考える。人としての末目彦は浪速で産まれ、浪速で育った。母は明如(あかりも)と云う名で豪商だったが、ある仙人から不老を買って「桜巫女(さくらみこ)」と鳴る。ここで大事なのは「不老を買ったという話」である。その真偽を検証する気はないが「其処では神界との取引が行われた」と音象詩には書かれている。母は「我には使命が在る」と言いながら、仙人から受けてきた一部始終を末目彦に語っていた。母の教えと行動に感銘した末目彦は、地域の為に尽くして尊霊に成る。母が言っていた使命とは「浪速が日本国を支える大役を担う地である故に、整備せねばならぬ」と云うことだった。尊霊に成った末目彦は住吉の神に導かれて嗜乃津に就いた。因みに末目彦には妻がおって一男二女を授かっている。妻の出生(でしょう)が補芽野(ほめの)で、熱心な「生田(いくた)様の信仰者」だった。補芽野とは現在の生田神社兵庫宮の辺りで、菜田(なた)の近隣である。ところで読者諸氏は「生田様が天照(あまてらす)様の和魂(にぎみたま)」だと伝えられているのを御存知だろうか。神社の由緒に書いてあるから有名な話ではあるが、冷花伝の設定では「和魂の働きをされる方である」と覚えていただこう。そこで「末目彦の使命」であるが、其れは「生田様が行う和魂の働きを行う要員」と決めておこう。

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