冷花伝 #060 第六龍神

妖精界のことを「第六神相法界(だいろくしんそうほっかい)」と呼んでいる。御存知の読者も多いと思うが、簡単に説明しておく。作者の学風では、宇宙を数字で理解している。始りが「第一(いち)神相法界」で、元始言霊(げんしげんれい)を意味する。次が「第二(に)神相法界」で、時間と空間の分離を意味する。その次が「第三(さん)神相法界」で、時空に意思が現れる「宇宙創造神(うちゅうそうぞうしん)」の世界である。そして次が「第四(よん)神相法界」で、我々が神界と呼ぶ世界である。最後が人間界で「第五(ご)神相法界」なのであるが、人間が創造した妖精界を「第六神相法界」と呼ぶことにした。普段は、第一、第二、第三、第四、第五、第六、と略して云うことが多い。それでは本題に入る。妖精界は第六であるから、妖精界の龍神を「第六龍神」と言う。言葉とは面白いもので、言い方を変えると、同じものでも見え方が変わってくる。例えば「妖精界の龍神」と「第六龍神」とを比べれば印象が違う。ところが此処に巧妙な工夫が在るのだ。実際に「第六龍神」にも色々あって「呼称から受ける印象」に依って識別する。詳しくは逐次話すとして、石畳は第六龍神の杭(くい)である。杭とは龍神が爪を置く踏場(ふみば)であって、我々が踏む「飛石」のようなものだ。第六は地面が柔らかいのが普通だ。だから石畳が、龍神の踏場になってくれる。冷花の周辺に石畳が現れたのは、第六龍神の来訪に備えた動きなのである。そして大切なことを覚えておいて欲しい。冷花は第六を観るのが苦手である。ところが両親には第六が見える。

コメント

このブログの人気の投稿

鯉冥士の天文学(JT 11:49/19/10/2022 三蔵)